平日の夜、22時が近づくと、部屋の空気がちょっと変わります。さっきまで洗濯物をたたんでいた机が、あめっこと話す場所になる。大きなセットがあるわけじゃなくて、いつものひとり暮らしの部屋です。リングライトのスイッチを入れる前の、この少しだけそわそわする時間が好き。
最初に、机の上をひと区切り
配信前にするのは、すごく普通のことです。充電の線を確かめる。飲み物を手の届くところに置く。画面に映る場所を見て、出しっぱなしだったものを片付ける。完璧に整えようとすると、それだけで疲れてしまうから、「話す場所ができたらよし」にしています。
明かりも、顔が見えるかだけを確認します。おしゃれに見せるためというより、ちゃんと表情が伝わってほしいから。今日の部屋が少し散らかっている日も、メイクがいつもと違う日もある。そういう生活の続きから始まるのが、私のおやすみ雑談です。
話題は、全部決めておかない
今日あったことや、気になったものを、短くメモすることがあります。「帰りに見つけた新作」「ちょっと迷っている色」くらいの、小さな言葉だけ。話す順番まで決めてしまうと、コメントで思いがけない方向に進んだときに、戻さなきゃと思ってしまうんですよね。
でも、あめっこと話していると、最初の話題とは全然違うところに着地することもある。それが結構楽しい。私だけが話す時間じゃなくて、その場にいる人と一緒に作る時間にしたいので、メモには少し余白を残しています。話したかったことを忘れたら、また次の夜に。
名前を読むのは、「来てくれた」を伝えたいから
配信が始まったら、コメントの名前は全部読みます。画面に並ぶ文字の向こうに、今日を過ごしてきた人がいる。帰ってきたばかりの人も、もう布団に入っている人もいるかもしれない。「来てくれたんだね」という気持ちを、ちゃんと言葉にしたいんです。
もちろん、たくさん話したい日も、聞いていたいだけの日もあると思う。コメントしなきゃ参加できない、という空気にはしたくないです。名前を呼ばれることも、画面の向こうで静かに聞くことも、それぞれの過ごし方。今日の自分に合う距離でいてもらえたらうれしい。
ライトを消したら、またいつもの部屋
平日の配信は22時から24時まで。終わったら飲み物を片付けて、机を少し戻して、リングライトを消します。話しながら思い出したことがあれば、忘れないうちにメモ。何も書かずに「今日はたくさん笑ったな」と思うだけの夜もあります。
配信の準備というと、特別なことをしていそうに見えるかもしれないけど、私には暮らしの途中に場所を作る感覚です。誰かに見せるためだけの部屋じゃなく、誰かと話すための部屋。あめっこの「おつかれさま」が、ここに届くのを待っています。寝る前に少し話したくなったら、いつもの場所で。

